ISBN 978-4-902769-32-6 C0022
B6判 全334頁 ソフトカバー
定価:2530円(本体2300円+税10%)
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中国文化史話① 古都北京編
紫禁城 天壇 頤和園
「史話」編集委員会 編著
福井 ゆり子(紫禁城)
森田六朗(天壇・頤和園) 訳
【紫禁城】故宮博物院を知る
【天壇】「天人合一」の宇宙観の体現
【頤和園】中国庭園芸術の最高到達点
山河の雄大さ、水郷の清いうるわしさ、
「天」に行き着く壮大な皇室殿宇……
歴代皇帝の庭としての古都北京。
中国文化の精華、すべてここにある。
紫禁城
紫禁城の六百年間にわたる歴史、すなわち明の永楽帝の建設から故宮博物院まで、興味つきないエピソードと共に簡潔かつ系統的に紹介。さまざまな側面から、この本は奥深い歴史を分かりやすく述べながら、宮殿の建築を人物のエピソードに繋がって、歴史的な出来事を歴史の時空間の中に戻し、読者にその場に身を置いているように紫禁城の魅力を感じさせる。
天壇
天壇は中国の明朝から清朝にかけて、皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な施設である。1998年よりユネスコの世界文化遺産に登録された。本書は天壇の歴史を述べ、中における各建造物を紹介し、併せて中華民族の祭祀文化や文物を分かりやすく説明する。
頤和園
本書は頤和園の歴史ならびにそれが自然を利用し、自然環境を人工的な景観と美しく一体化したことを記述し、頤和園が封建帝政における皇室園林として建てられた前世および人類の創造的才能を体現した傑作としての現世を語る。現在、頤和園は都市と自然を共生させることに積極的な作用を発揮しているばかりでなく、人類の文明と技術の集積を現した著しい証拠として価値づけられる。
ISBN 978-4-902769-98-2 C0022
B6判 全216頁 ソフトカバー
定価:1540円(本体1400円+税10%)
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中国文化史話② 大河文明編
長江 黄河
「史話」編集委員会 編著
森田六朗(長江)
福井ゆり子(黄河)訳
【長江】中華文明の息づき
【黄河】華夏のゆりかご
かの人々が愛し、怨んでやまない
「母なる河」……
中華民族の母体と見られる黄河と長江。
人間と自然との戦いと共生について……
長江
日本では揚子江としても知られ、観光客にクルーズツアーが人気の長江。本書は長江の自然と文化の歴史的変遷の概略を紹介する。川沿いに点在する名所を紹介しながら、そこで起きた歴史的な戦争や経済・文化活動を豊富なビジュアル資料とともに振り返る。また古から伝わる数多の伝説や物語、風土についてなど民俗的側面も史料を交え、わかりやすく解説している。
黄河
黄河は中華民族にとって母のような存在して見られる川であり、千数百年以来、悠久の中華文明を育んできたが、古来より繰り返し氾濫し、頻繁に起きた洪水や災害はかつて深刻な問題であった。本書は鮮やかで生き生きとした言葉を通じて、中華民族の先祖がいかに黄河を認識し、開発し、利用してきたのかその治水過程や河道変遷の歴史を系統的に記述し、併せて黄河が中国文明に与える深い影響を説明する。
ISBN 978-4-902769-97-5 C0022
B6判 全224頁 ソフトカバー
定価:1540円(本体1400円+税10%)
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中国文化史話③ 辺塞編
敦煌 長城
「史話」編集委員会 編著
福井 ゆり子(敦煌)
森田六朗(長城) 訳
【敦煌】東西文明の交差点
【長城】世界最大の建造物
巨龍のように正気あふれた万里の長城、
探検家たちが踵を接してやって来た敦煌。
異文化が交差する物語を見つめてきた、
証人として、歴史の真相を語る。
敦煌
「世界でも歴史が長く、広範囲にわたり強い影響力を持つ文化体系は、中国・インド・ギリシア・イスラムの四つだけで、五つ目はない。そしてこの四つの文明が集まる場所が、中国の敦煌と新疆地区である」--敦煌は中国と西洋の文化が交わる重要な拠点であり、隋唐時代以降、敦煌はずっと中国と外国との経済・文化交流の重要な地域として、さまざまな異なる文化がここに多彩に集まり、衝突・融合してきた。次々にやって来た諸外国の探検隊が、この伝説的な文化の宝庫に魅了され、世界的な敦煌学を誕生させた。本書はその敦煌の歴史・地理・文化・芸術および文化交流史を解説し、敦煌の異質な魅力を伝える。
長城
北方の異民族の侵攻を防衛したために、中国は2000年余前から、諸王朝によって長城を建設続けてきた。長城は農耕民族と遊牧民族という南北両勢力の境界線として機能し、中原地域の農業経済を守ってきた。中国の歴史の過程に計り知れない影響を与えてきた一方、その物語には数々の人間ドラマが内包されている。本書は紀元前から明・清におよぶ長城建設の歴史を、政治・経済・地理・文化・建築技術などの面から図版を入れて分かりやすく紹介し、各種建造物の役割や長城にまつわるエピソードなどをわかりやすく解説。長城に行ったことのある人も、これから行く人も、その驚くべき歴史物語を堪能するであろう。